大阪・関西万博開幕!会場はハプニング続出「並ばない」目指すも初日から大行列で混乱続出のスタートに

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2025年4月13日、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・夢洲で大阪・関西万博が開幕しました。開催期間は184日間で、世界中から約2,820万人の来場が見込まれる一大イベントです。しかし、開幕初日から「並ばない万博」を目指したはずの現場では、予想を上回る混乱が発生しました。

入場ゲートに長蛇の列が発生

「並ばない万博」というキャッチコピーが掲げられていたものの、開幕初日の朝から会場には大行列が出現しました。午前8時半には、すでに数千人が入場を待って並んでおり、一部では入場まで1時間以上かかるケースも発生しました。予想以上の来場者数と初動の準備不足が重なり、スムーズな入場ができなかったことが混乱の原因とされています。

通信障害によりQRコードの表示が困難に

東側の入場ゲートでは、午前9時半頃から約5時間にわたり通信障害が発生しました。これにより、入場に必要なQRコードの表示に時間がかかり、多くの来場者が入場に手間取る事態となりました。加えて、会場内のインターネット接続も不安定となり、公式アプリや案内サイトの表示が困難になるなどの問題も発生しました。

デザイナーズトイレでのシステム不具合

話題のデザイナーズトイレでも不具合が起こりました。ランプで使用中かどうかを表示する仕組みが正常に作動せず、内部での状態が分からない利用者が戸惑う場面も見られました。このトラブルにより、一部のトイレが一時的に使用不可となり、トイレ前にも行列ができてしまいました。

人気パビリオン前では予想外の混雑

予約不要で入場できる人気パビリオンの前には、早くも大行列ができ、会場スタッフが「立ち止まらず2列で」と声を張り上げる場面も。特に、大屋根リングに上がるエスカレーター前では足止めが発生し、「並ばない万博」という目標は初日から厳しい現実に直面する形となりました。

キャッシュレス決済にも課題が

会場内は完全キャッシュレス決済に対応していますが、自動販売機の操作に不慣れな来場者が多く、特に外国人観光客の間で戸惑う様子が見受けられました。操作に困っている観光客の姿や「ノーキャッシュ、オー…オッケー」と困惑する声も印象的でした。

天候不良によりブルーインパルス中止

正午にはブルーインパルスによる展示飛行が予定されていましたが、悪天候のため中止となりました。多くの来場者が楽しみにしていたイベントであったため、会場内では落胆の声が相次ぎました。

初の平日対応で改善策を実施

開幕2日目となる14日は初の平日で、前日の課題を踏まえた改善策が講じられました。東側ゲート周辺にWi-Fiを設置し、来場者にQRコードの事前印刷や画面保存を促すなど、通信障害への対策が進められました。また、携帯キャリアによる移動基地局の設置も行われ、モバイル通信環境の向上が図られました。

一部パビリオンは未完成のまま

インドやネパールを含む5カ国のパビリオンは、内装工事が遅れており、開幕に間に合いませんでした。現在も開館の目途が立っていない状況で、訪れた来場者からは落胆の声も上がっています。

石破首相も迅速な対応を要請

石破総理大臣は14日、「万博初日は一般来場者からさまざまな意見が寄せられた」とし、主催者や経済産業省に早急な対応を求めたと明かしました。万博が国家的イベントであることから、今後も政府の後押しによる迅速な対応が求められています。

今後の運営と展望

大阪・関西万博は2025年10月13日まで開催され、多くの国内外の来場者を迎える予定です。初日に起きた多くのトラブルを踏まえ、運営側は毎日の見直しと改善を進めるとしています。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、今後もその運営状況に注目が集まりそうです。

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